1. ホーム
  2. 学校のご案内
  3. ごあいさつ

学校のご案内

ごあいさつ

 本校の正門には校名とともに「独歩」「信愛」「協働」という三つの言葉が記されています。義務教育学校として開校し7年目を迎えましたが、小・中学校の時代から目指した「人間教育」を目指す中で子供たちと共に目指してきた教育目標です。よく考え(独歩)助け合い(信愛)創り出す(協働)という姿、義務教育学校になった今でも9年一貫して日々求め続けています。

 しかし、子供たちを取り巻く社会教育環境の変化のスピードは、いっこうに鈍化することはありません。人口減少はダイレクトに地域の姿を変え学校の存在意義を見つめ直すところまで追い込まれ始めています。AIの発展は、潜在的にも顕在的にも私たちの暮らしを変えています。企業は将来の労働環境を本格的にAIへ移行し始めています。子供たちの日々の授業においてもAI活用は待ったなしの状況です。AI活用が日常になっ今、学校教育は旧態然のままでいられるはずもありません。

 学校は何ができるのか。教師は何ができるのか。子供のこれからの学びをどう考えればよいのか。

 私たちは、その回答の一つとして、令和7年度より研究テーマ「自走する子の育成」を掲げました。本校は令和2年度から令和6年度まで研究開発学校として、自分や他者、社会を知り、「自分はどう生きるか」と探究しながら自己実現に向かう学び「どう生きる科」を創設しました。予定調和ではない、子供たちが探究したいことをとことん探究する「どう生きる科」の学びを通して子供たちは自身の変容や成長を実感することにより、自分らしさを生かし、他者や社会を受け入れながら行動しようとする姿が増えてきました。その一方で、子供たちの成長や行動の姿には大きな個人差が見られる課題も出てきました。そこで、私たちは「どう生きる科」の成果と課題を基盤として、「自走する子の育成」に取り組んでいます

 「自走」とは、子供たちが附属小中学校を卒業した時に、自らの将来を自らが考え、判断できることだと捉えています。自走する子をどのように育むかということは将来に向かっていく教育ですので、一単位時間の中で明確にできるものではありません。学校全体のカリキュラムを通して、自走する子を育む教育のあり方を明確にしていきたいと考えています

 10年後、20年後の社会の中で、どう生きて行くのか。その社会で通用する力とは何か。今後人間としての生きる意味を問いかける「人間教育」という不易の理念を大切にしながら、新しい教育創造してまいります。保護者の皆様をはじめ多くの皆様のご支援とご協力に感謝申し上げるとともに、引き続きご支援賜りますようよろしくお願いします。

   令和8年4月

岐阜大学教育学部附属小中学校

統括校長 西野 美佳